コンピューターおじいちゃん

PC、スマホは使えて当たり前、そうでなくてもガラケー、ネットサーフィン程度はできて当然、というようなITの進歩に最近ついていけなくなってきている私ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。今回の話は「高齢者にとってのIT」ってのがテーマです。まあ、私は言うほど高齢者ではないんですけども、どちらかと言えば私の父母の世代、還暦前後の方の話になります。

つい最近まで私は、高齢者の方にとって、ITってのは高い高い壁だと思っていました。しかし、それを覆してくれた方がいたのです。
そのお方、御年85歳。今でも非常に矍鑠としていらっしゃって、メール、ネットはもちろん、お話をしていただくのに様々なIT技術を駆使して私たちにわかりやすく説明してくれるというとんでもないお方。数ヶ月前の研修でオブザーバーとして参加していらした時に初めてお会いしたのですが、私の業界では生き字引のような方で、私程度からしたら雲の上の存在。それでも非常に気さくに接していただきまして…感激です。

話がずれました。その方は仕事で必要、とのことでここまで様々なIT技術を習得してきて現在に至るんだそうですが、その技術のほとんどを壮年期に入ってから習得したんだそうで。本当に頭が下がります。私がタブレットを使用しているのを見て、使いたいけど使いこなせるようになるまでに死にそうだ、と笑って仰っていましたが、なんのなんの。コンピューターおじいちゃんなら大丈夫そうな気がします。

世のまごついている高齢者の皆さん、こんなおじいちゃんもいるんですから、諦めることはないですよ。